<紀ノ川の伏流水>
弊社の水源は大台ヶ原が源流です。
年間降雨量5,000ミリという世界有数の降雨量を誇り、
日本一多雨な場所として知られています。
大台ヶ原の水源から湧きでた水は奈良県を吉野川として流れ、
和歌山県に入ると紀州の川、紀ノ川と名前を変えます。
弊社はその紀ノ川の伏流水を使って酒を仕込んでいます。
日本酒は、その八割が水です。
水の善し悪しが酒を決めます。まさに地の酒といえる由縁です。
弊社の仕込み水は、若干軟水。
この軟水でも、硬水でもない旨し水が、飲み口の柔らかい
しかもきりっとした酒を生み出します。
<地元の米を使った真の地酒造り>
酒造りは米作りに始まります。
和歌山県は酒米の生産が遅れた地域です。
平成17年度に初めて山田錦が和歌山県の酒造好適米として認定されました。
和歌山での酒米の生産はまさにこれからなのです。
弊社は、地元の米を使った真の地酒造りを目指しています。
総健農法という有機の土作りからの米作りを、契約農家の方に奨励しております。
熊野古道のかつらぎ町天野、環境保全のため清水町あらき島の棚田、
高野山の霊水が流れ込む橋本市恋野、環境保全型の契約栽培を行っております。
また、地域の小学生と田植えの体験学習を開催する等、真の地酒を地域の自然環境や皆様と共に造りあげます。