昔ながらの塩は、集めた海藻に汲み上げた塩水を乾燥させて作っていたそうです。この時使われていた藻塩草(ホンダワラ等の海藻)のイメージから、「もしほ草」が生まれました。
表面の砂糖で、藻塩草の塩を、お菓子全体で波打つさざなみを表現しています。
砂糖を贅沢に使用した、長崎らしい「もしほ草」は、求肥と昆布を使用した、お菓子です。比較的歯切れ良く、もちもちとした食感と、噛むほどに広がる豊かな磯の香りを楽しむ事が出来ます。
求肥と昆布の特異な組み合わせは、お好みの差こそございますが、お茶うけとしての人気も高く、ご贈答用に限らず、愛され続けている一品です。