上質の卵と小麦粉など厳選素材を使用し、職人の手によって丹精に作られた、つるだや自慢の『かすていら』。銘菓『千穂の郷(ちほのさと)』は、このかすていらに山陰を代表する地酒「八郷」を合わせた維新的な逸品です。
名前の由来は、特別純米酒八郷に使用する酒米の現在の産地「大原千町」から『千』の文字を、そして、その稲穂のイメージから『穂』の文字を取り”千穂の郷”として命名いたしました。生地の中に八郷の酒粕を丹念に練りこみ、焼き上げ、カステラ全体にもたっぷりと八郷を染み込ませることにより、従来のカステラにはない味と香りがお愉しみいただけます。
純米酒の優雅な芳香と奥深い甘さが同時に愉しめる『千穂の郷』をどうぞ、お茶うけとして、また、ご進物として皆様にご愛顧賜りますようお願い申し上げます。
ーー特別純米酒『八郷(やごう)』とは ーー
久米桜酒造・大山醸造場で作る特別純米酒『八郷(やごう)』は、まさに”地酒中の地酒”であり、山陰を代表する銘酒です。八郷の銘酒たる由縁は、第一にその醸造環境にあります。
大山醸造場は、山陰の名峰「大山」の麓にあり、昔、「八郷」と呼ばれた土地に建っています。ここは、厳しい日較差(昼と夜の温度差)と、その大山の伏流水で育つ良質米の産地として有名です。この恵まれた土地で、契約農家の方に酒米「山田錦」をその為だけに栽培してもらい、それを原料とした地酒が、つまり『八郷』なのです。特別純米酒八郷は、香り高く芳醇で呑み応えがあり、多くの純米酒ファンを虜にする実に高尚な傑作です。