大豆と小麦の糀を塩水で仕込むこと、およそふた夏。天然醸造の井上濃口醤油ができます。そこで再びこの醤油を仕込水にして糀(大豆・小麦)を仕込みます。
熟成を重ねた醤油諸味を絞って出来るのが、再仕込醤油「出雲むらさき」です。通常の濃口醤油の2倍の成分を含み、塩味を感じさせない深みのある味わいと粘り・甘味があり、かけ醤油として最適です。
しょうゆ屋の「麹室(こうじむろ)」や「仕込蔵」には、その蔵元のしょうゆ造りに適した優良な微生物が棲みついています。この「蔵つき酵母」が、井上醤油店の定評ある味わい・風味・香りを生み出しています。