当家に伝わる江戸中期の宝暦五年(1755)頃に編纂された『菓子仕方控覚』という 「鶴屋文書」の中に「けし跡(けしあど)」というポルトガル伝来の南蛮菓子があります。
これはポルトガルの「ケイジャータ」というチーズ菓子のことで「文書」のレシピには 当時入手困難だったチーズの代わりにカボチャのあんを使用したことが記されています。
この度、当時のレシピをもとにしてチーズをねり込んで、現代風にアレンジして「けし跡」を 「肥前ケシアド」として復刻いたしました。
発売以来、各メディア様にもご紹介いただいております。