豊饒の海・有明海に面した鹿島市。海沿いの国道207号を背に444号を山手に入ると、支流の中川が道案内するようにゆったりと流れています。緑の山々に囲まれ、日本の原風景的な眺めの一角をなす馬場酒造場は、この中川のほとりで200年以上の時を刻んできました。
創業寛政7年(1795)。初代馬場夘左衛門に始まり、現在は8代目馬場第一郎が代表として、また杜氏として日本酒の伝統と文化を受け継いでいます。
清酒県佐賀の中にあっても、私たちは370石の小さな蔵元です。
当主他4名の少数精鋭で妥協なき日本酒造りに精魂をそそいでいます。小さな蔵だからこそできること、それは“完璧”な酒造りです。
清酒「能古見」は、地元の米で醸しております。
原料米は、蔵元、生産者との交流をはかり品質はもちろんのことお客様の安全、安心のため、農薬の使用量を抑えたものを使用しています。
仕込み水は多良岳山系の伏流水を使用しています。私たちは、『お客様より、信頼される蔵元でありたい』を目指し、大量生産を一切行わない方針で製造しております。そして、清酒「能古見」の製造方法は、普通酒より低温発酵で約2倍の日数をかけて製造しております。
今後とも、佐賀県を代表する地酒として「こだわりの酒」を造り続けてまいります。よろしくお願いします。