砂糖傳増尾商店本店は、安政元年の創業より、
今たいへん人気の「ならまち」で営業させていただいております。
本店では、当店名物の御門米飴、こだわった砂糖(和三盆、黒糖など)を取り揃えておりますので、歴史深い町屋が並ぶ「ならまち」にお越しの際は、ぜひ当店にお立ち寄りください。
安政元年、増尾傳次郎は現在の元興寺町に大和茶の店を開きました。
大和名産の茶の味を、少しでも多くの人々に知っていただきたいと、木津から船に積んで大阪や堺等へ卸に行くうち、戻り船が空で帰るのは勿体無いと、当時貴重品であった沖縄の黒糖、阿波の白下や和三盆を積んで帰って商うようになりました。
砂糖がまだ珍しい時代でしたので、誰言うことなく、「砂糖屋の傳次郎で砂糖傳だ」 と呼ばれ、可愛がって頂く様になりました。そこで安政5年に屋号も正式に「砂糖傳」と定めました。
奈良は社寺仏閣が多く、貴賓の訪れも多かったので、お菓子屋さんは腕を磨き研讚を重ねておられました。ですので良質の砂糖は大変喜ばれ、また一般消費者からも「砂糖傳」と可愛がって頂き、今日に至っております。
「時代の流れに従ってその時々のお客様のご要望にこたえるのが真のサービスである。」との始祖の教えと伝統精神を守り社会にご奉仕したいと考えております。