千壽庵吉宗の先代庵主が、古文書をひもといて
長い年月を重ねて再現させた伝統の銘菓です。
「奈良のわらび餅」としてファンも多い当庵のわらび餅。
天日干しした自然の甘藷(かんしょ)でんぷんと国産本わらび粉という素材選びに始まり、半日を費やす練り上げ、そこから半日の寝かせと、ひとつひとつ、こだわり続けています。
そのこだわりの、最終段階が当庵の熟練職人「わらびさん」による作業です。
ここは工房の中で最も快適な温度・湿度が保たれた場所。「わらびさん」たちは毎朝この部屋で、手作業でわらび餅を切っています。
長年わらび餅だけを扱い続けている彼女たちは、“手に持っただけで、わらび餅の出来が分かる”といいます。つまり、彼女たちが納得したものだけが、千壽庵吉宗のわらび餅として、皆さまにお届けできるのです。