株式会社さかい製麺のうどん作りの原点は、専務の母(大正7年)新魚目町榎津生れが家事をしながら手延べうどん作りを始めたのが原点となっており、創始者でもあります。当時の五島の島民は、自家製のうどん作りが生活の一部として営まれていました。
庄司ソミが作る五島手延べうどんは「美味しい」と評判が高く、昭和38年頃から近所周辺の家庭用を引き受けて生活費の一部に当ていました。1日15Kgから多い日で25kgを一人でこなし、午前2時ごろから仕事にかかり、時間と手間がかかる仕事でした。
そして昭和59年、嫁いだ(嫁)堺恵子に手延べうどん作りを引き継ぎ「手延工房さかい」としてスタートしました。母から教わった「うどん作りとうどんの味」を、現在では「夫婦で作るうどん」として販売。特に、原材料については「夫婦うどん」の名に恥じないよう、厳選・選別に時間を惜しみません。
平成16年8月1日、新上五島町が誕生し、平成22年10月1日、株式会社さかい製麺に組織変更しました。これからも『母から娘へそしてまた娘(子)へ』を念頭に「五島手延べうどん」を全国の皆様方にご利用頂ければ幸いです。
ーー 純椿油使用 ーー
早春の五島列島は、咲き乱れる椿でおおわれこの椿の種子から採れる椿油は、
超高級食用油として髪用油として珍重されてきた。五島うどんの比類ない風味は、手延べするとき、 この椿油を用いることによって生まれます。
ーー 自然塩使用 ーー
塩は昔ながらの鉄製の平釜で煮つめて自然脱水させた塩化ナトリウムの他に
カルシウム、マグネシウム、カリウム、鉄などを含んだ塩を使用しています。
ーー ごあいさつ ーー
もともと五島に伝わってきた手延うどんは『家庭の味』『母さんの味』です。母から娘へ、姑から嫁へと伝えられてまいりました。私たちも母から教わりました。使う材料は小麦粉と塩そして水、それと製麺の際に麺肌に塗るほんの少しの植物油(椿油等)ただそれだけです。どこまでも青い空と海、殆ど原生林に近い山々の木々、清らかな水、澄んだ空気、幸か不幸か離島だから残された自然を大切にして、それらを活かしながら、汗を流す毎日です。
私たちのうどん!皆様のお口に合えば幸いです。