初めて醤油が中国より伝えられたのは平安時代。当時は貴重な調味料でした。広瀬醤油の歴史は百年。一宮に蔵をかまえ、醤油桶に1~2年、じっくり寝かせて手づくりの本来の旨味を創り続けております。蔵には、自然発酵に重要な役割をはたす、麹菌が百年の時を刻み、まろやかなおいしさを育てます。
一、大豆を蒸す
高温高圧で大豆を蒸します。大豆のたんぱく質が変化して、麹菌の酵素が働きやすくなります。
二、製麹室
ここでしょうゆの素となる麹をつくります。
三、醤油麹を造る
種麹を加えて温度30℃、100%近い湿度の麹室で45時間かけて麹を作ります。
四、仕込み・発酵・熟成
食塩水と麹を混ぜて、樽の中でじっくりと1~2年間かけて発酵・熟成させます。
五、圧搾
布にいれてプレス機で3日ほどかけてゆっくりと搾ります。このあと火入れをして醤油ができあがります。
六、完成
できあがったしょうゆの色や味を検査し、容器につめて完成です。