山口県柳井市を代表する銘菓を販売する老舗菓子店。
江戸時代末期、弘化2年(1845年)創業の老舗和菓子屋ひがしや。
数々の和菓子が並ぶ店内には甘い香りが漂っています。
ここで作られる「翁あめ」は、ひがしや伝統の製法で作られる一品。
厳選した材料で、手作りにこだわった和菓子です。
「翁あめ」は、江戸時代からあるお菓子です。
寒天と水あめとお砂糖をよく練り込んだ和風キャンディのような、当時「あめ」と呼んでいて、ゼリーに近いようなお菓子です。
ひがしやは、江戸の後期から営んでおり、戦時中はお砂糖がなく、西瓜糖といって砂糖の代わりに西瓜を使って似たようなお菓子は作っていました。
戦後は、今と同じような分量で「翁あめ」をつくっています。
寒天、砂糖、水あめをゆっくり練り込んで、全て手作りで、4日がかりで丁寧に仕上げています。一回作ったら次の日に作るということはできないので、次のベースは4日後ということになります。外側には粉がまぶしてありますが、割ってみると中は透き通る透明で綺麗です。
翁あめ以外に、
生和菓子、カステラ、楽まん、最中といったようなお菓子を揃えています。生和菓子は手作りなので、季節によって種類が変わります。今は8種類か7種類くらいは置いてます。
昔ながらの作り方をしているのでどうしても次の日までしか日持ちしません。柏餅にいたっては当日。その日だけでいいというお客様のみが来ていただいております。