『おしどりの契り』は厳選された讃岐の和三盆糖でできています。きめ細かく、口の中でさらりと溶ける口当たりは、心やすらぐ優しい甘さで、世代を問わず愛されるお味です。
著名な脚本家・橋田寿賀子先生がプロデュースの『おしどりの契り』は、石谷精華堂店主・故石谷文海が生前、「日持ちのする干菓子を商品に加えたい」と語っていた夢が実現したお干菓子です。夢への思いはすこぶる強く、干菓子用の商標登録『おしどりの契り』を四十年も前に取得していたほどです。
古くから「おしどり夫婦」という言葉があるように、仲むつまじく寄り添うおしどりの姿を夫婦円満・和合の象徴としてきました。 円満をモチーフにした、ふたつでひとつの円になるデザイン、紅白の色遣いとゴールドの台座は、おめでたい席にぴったり。 おしどりの羽根にのせて幸せを運んでくれる、末永い幸せを祈るお祝いの席を演出するお干菓子です。
<純粋な幸せを託した「桐」に、真心を込めて>
桐の花や葉の形は、古くから皇室をはじめ公家や大名家などの家紋の図柄に用いられ、現在でも貨幣の模様にも使用されるなど、日本人にとって神聖な感情がこもる植物です。
かつて、娘が産まれると桐の木の苗を植え、娘が成長して嫁ぐ頃にはその桐でタンスを作り持たせていました。防湿・耐火・防虫に優れた材質と白い木肌に、親は、嫁ぐ娘の幸せを託しました。
婚礼という人生で最も大切な日と桐は、伝統的な縁で結ばれた、特別な組み合わせなのです。
<割っても割れない「奇数」は、慶びの証>
陰陽道に由来する考え方として、奇数は「陽の数」とされ縁起の良い数字とされています。また、割っても割りきれない奇数は「別れない数」として縁起物とされ、お祝いの場面で大変好まれています。
なかでも「9」という数字は、「陽の極まった数」ということで特に縁起のよい数字とされ、「15」は、満月を「十五夜」と例えるよう、満ち足りたことを示すお目出度い数字とされています。