享保12年(1727年)に創業
昭和16年頃に太平洋戦争で魚が統制となったのをきっかけに、かまぼこ部門を独立させ、昭和23年4月に青山蒲鉾店から法人化、有限会社青山商店を設立し現在にいたります。
享保12年創業の歴史と伝統を誇る、名物「あご野焼き」は、島根県沖で獲れるアゴ(トビオウ)のみを使い、手づくりにこだわって製造。無添加で一本一本丁寧に県内唯一の炭火焼きで仕上げています。
江戸時代より続く『青山蒲鉾店』は頑固に古来よりの製法を守っています。当日焼く分だけの魚(トビウオ)を下し、すり身にして、出雲が誇る地伝酒で風味付け。これをステンレスのポールに巻き付けて、炭火であぶり焼きます。
「野焼き」の味は上品でしかも深みがあります。真二つに割ると、きめ細やかな繊維が見え、まるでフランスパンのようで、魚の芳醇な旨味に満ちています。また、冷えた「野焼」には、また別種のうまさがあり、魚の旨味を真に味わえます。