伝統の手作りにこだわり続けるーー
新鮮な卵を用い、和製クレープのように薄く丸く焼いた外皮。
厳選された北海道小豆を使い、甘さを抑えて丁寧に炊き上げた中の粒餡。
召し上がったときに、これらが溶け合うハーモニーこそが「むらすゞめ」の味わい。創業以来受け継がれた味へのこだわりを、今でも熟練の職人が
ひとつひとつ、丹念に手作りしています。
ーー毎日生みたての卵、吟味した北海道小豆ーー
むらすゞめは、新鮮な素材にとことんこだわり、外皮に毎日生みたての卵、特別にブレンドされた粘り気の無い小麦粉、中餡には粒を吟味した北海道産小豆、という厳選された材料のみを使い、職人の手により手焼きされています。
また、むらすゞめは茶趣のある菓子として、茶道各流派10月のお菓子にも指定されております。
ーー明治より受け継いだ伝統ーー
明治初年頃は、生菓子を一般的に餅菓子と言っていた時代で、米粉で作る菓子がほとんどでありました。その頃、メリケン粉(小麦粉)及び、卵を使用した御菓子を創ったのですから、現代の和菓子に対し、洋菓子のような感じのする画期的なお菓子として、その時代の達人から注目を集めました。
創業以来百三十有余年、むらすゞめは時代の変化に応じて、その時代に合った味を求めて味覚を合わせるように研究・努力を重ねています。