渡邊酒造場は、原料芋の栽培から蒸留・瓶詰めまで、
蔵人だけで行っている、宮崎県宮崎市の焼酎蔵です。
常圧蒸留、一徹。これからも変わりなく、『旭萬年』は次の百年へ。
私ども渡邊酒造場は、代々家族が生まれ育った田野町で自家栽培したサツマイモなど宮崎県産の原料と、初代壽賀市と二代目一男のふるさと愛媛県産の原料、そのふたつの「故郷」の農産物だけを使い焼酎を醸しています。
ここでしか、私たちにしか造ることのできない焼酎をひとりでも多くの方々に愉しんでいただきたい。しかし目指しているものは、万人受けの良い焼酎ではなく、たとえ一万人にお一人だとしても心の底から旨いと言っていただけるようなお酒を造り続けることです。あたりまえのことをあたりまえに、家族や蔵人とともに一歩一歩家業に励んでまいります。
百余年前、初代壽賀市は大志を抱き、太平洋を渡ったアメリカで知識と技術を学んで帰国しました。そして現在、今度は私たちが初代の志を受け継ぎ、本格焼酎という日本の蒸留酒文化を伝えるために海を渡る番だと意を新たにしています。