今回で3回目になる「遠田てい子さんと仲間たち展」、毎回どんなひらめきが作品になっているのか楽しみでならない。
遠田さんは、恒富コミュニティーセンターで月2回「おもしろ絵文字教室」を2講座開いている。延岡市が主催するたくさんの生涯学習講座の一つだが、遠田さんの講座は順番待ち、という。
作品を通して製作者の楽しく活き活きとしたお顔が目に浮かび、「そりゃそうだわな」と誰もが納得するのは、それぞれの作品から楽しく活き活きと製作している様子が目に浮かんでくるからだ。
「感謝の山」と題された今回の作品展。どなたの作品からも「お陰様で」の気持ちが伝わってくる。
遠田さんは「押し花」でなく「押し葉」を愛する人だ。今を盛りに咲き誇る花々を摘んで押し花にするのが可哀相に思え、もう役目を終えて地面に落ちてしまった色とりどりの落ち葉を拾って、「押し葉」を作るようになったそうだ。今回も美しい押し葉作品が展示されている。
受講生最高齢96歳の柳田くに子さん・松下浜枝さん88歳(ともに方財町在住)の作品もそうだ。遠田さんから教わった心優しき甦り術で自分の感性を見事な「感謝」テーマ作品に仕上げている。
ご覧になるみなさん、遠田さんと仲間たちの温かな心を感じながら、晩秋のひとときを、どうぞごゆっくりお過ごしください。