当舗の初代・徳重八太郎が薩摩の地に、国分とらやを創業いたしましたのは明治十七年(一八八四)のことでございました。
爾来、当代にいたるまで創業者精神である心こめた手づくりの味と、郷土の心を映したふるさとの銘菓づくりを心がけてまいりましたが、創業百三十一周年迎えるにあたり、「霧や櫻や」をオープンいたしました。
かるかんは鹿児島の伝統的な和菓子ですが、弊舗の「かるかん」は、その特徴を生かしつつも、現代人の感性に適うよう独自の工夫で調整したオリジナル「かるかんでございます。
天保三年から飲み継がれた霧島の天然名水と、厳選した地元特産の自然薯を使って蒸しあげ、同じく天然名水使って炊きあげた三種の餡を包み、食べやすい半月のカタチに仕上げております。
従来のかるかん饅頭の概念を超えた、しっとりとした食感と上品な風味をお楽しみくださいませ。
お味は霧かん(漉し餡)・桜かん(桜餡)・橘かん(蜜柑餡)の三種類を詰合せました。
お茶請けに、お土産に、ぜひご愛顧のほどお願い申し上げます。