この瓶の中に入っているのは「夢」である。
「未来へ」はご自分の手元で古酒を育てて、10年後、20年後に飲むことができる、とっても夢のあるお酒です。
ご自宅に置いておくだけで簡単に熟成し、10年~20年後には美味しい古酒になります。特に赤ちゃんが生まれたら購入し(またはご出産祝いとして贈り)、20年後に乾杯を!というお客様が一番多いです。
=ご家庭でも美味しく熟成できる理由=
なぜ、ご家庭でも美味しく熟成できるのかというと、 古酒造りに40年以上取組み試行錯誤を繰り返しながら、経験を重ねてきた蔵元だからです。
「未来へ」を造る時には、麹の割合を通常の1, 5倍とします。これは古酒が味わい豊かに、ふくらみを持った酒になるためにです。
そして普通は、3回段階で仕込む日本酒の仕込みを、2段階を足して5段階で仕込みます。
この2段階を足すことによって、美味しく熟成していくための、お米由来の甘さ、味わいを引き締める酸味を足すわけです。
これは、蔵元で40年以上古酒を造ってきた上で培われてきた、経験と杜氏の技術の結晶であり、そのノウハウは他の酒蔵にはないものと言っていいでしょう。
また、より美味しく熟成が進むよう、ボトルの形は蔵の中のタンクの形に近いものを選び、キャップ内側のコルク栓は熟成に必要な空気を閉じ込める工夫を凝らした特許を取得いたしました。
生まれた赤ちゃんが成人するまでにいろんな出来事があります。
それをこのお酒が見守ってくれることでしょう。
【沈殿物について】
このお酒は熟成中に瓶の底に沈殿物(オリ)が生じる場合がありますが、これはお酒の中のアミノ酸成分ですので品質的に問題はありません。
お飲みになるときには上澄みだけをそっと注いで、沈殿のところはお料理に使っていただくとアミノ酸の旨味がきいた美味しいお料理酒となります。
ぜひお試しください。
<味わい・色>
酒の時には淡い山吹色をしています。
時が経ち熟成するにつれて次第に濃く美しい色に変化をしていきます。
そしてそれと同時に味わいもゆっくりと深みを増し、 まろやかに、きめ細やかに熟成していきます。
<飲む時の温度>
常温で熟成感がはっきりとわかります。少し冷やしてもさっぱりと召し上がれます。
寒い時期には、お燗にすると味わいが丸く、口あたりが優しくなります。
<保存方法>
冷蔵庫に入れず常温で保存してください。マンションなど夏が暑くなる場所でも保存可能です。美味しい古酒が10年~20年後に出来上がります。
立てて熟成させるのが望ましいです。
オリが溜まる場合がありますが、品質に問題はありません。
オリはアミノ酸成分です。お料理等にもお使いいただけます。
<飲む時期>
飲む時期はお客様にお任せします。
蔵元では5年~20年位の間に飲んでいただくのが一番おいしいと思っています。
<特 許>
キャップにはコルクの内栓が蝋(ろう)で密閉されています。
この工夫が蔵内とほぼ同じ条件で熟成させる特許です。
開封後はお早目にお召し上がり下さい。