1872年の創業以来、米を選び、水を吟味し、至高の技のもと、つくられてきた「梅錦」。ただひたすらに、ただひたむきに、「うまい酒をつくる」そのことに専念しつくられた日本酒です。「梅錦」は、その中に、長い時間に磨かれた伝統の技、高い品質を守るための技術、そして多くの人間の酒づくりへの思いが生きている日本酒。しかも「今」という時代を呼吸する日本酒でもあります。一本では語りつくせない酒が、ここにあります。
「うまい酒をつくりたい」。そんな思いが、いつも私たち梅錦の酒づくりの出発点です。誰よりもまず私たちが、「おいしい酒が飲みたい」、「新しい味わいを楽しみたい」、と感じることが、飲む人の視点で酒を見ることにつながると考えるからです。
たとえば、10人のうち9人においしいものをつくろうとすると、旨さが平均化してしまいます。だから梅錦は、できるだけひとりの人を見つめ、その人の視点で酒をつくり個性を出すやり方を行っていこうと考えます。
また一方では、「品質向上のための経営」を常に心がけています。
仕込水、原料米、そして杜氏の技を発揮しやすい環境など、旨い酒をつくるための条件を第一に考え、実践しています。
さらに、伝統を礎にしながら、今の時代の空気を感じ、新しい提案を行っていきたいと考えています。
たとえば、梅錦ビールと発砲酒。酒をひとつの食文化としてとらえ、さらに酒を飲む楽しみを広げていくこと。それが、私たちの新しい挑戦につながります。梅錦ならではの味わいをひとりでも多くの人へ。私たちは、これからもあなたのための日本酒づくりを続けていきます。